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九州教育学会は九州に基盤を置く、教育学者と教育実践家の集まる学会です。

会長挨拶President Message

九州教育学会会長 上薗 恒太郎










2018
年に九州教育学会は70周年を迎えます。70年は長いなあ、よく続いているなあと思い、これまでご尽力頂いた会員、事務局、役員、会長の皆さんに心から敬意を表します。これまで歩んできた九州教育学会の柱として、大会と研究紀要があります。2つの柱の質が高かったから、学会が皆さんの支持を得てきたと思います。今後もこの柱を維持しながら、学会を充実していきましょう。新しい年度の会長として、新たな気持ちで臨みます。

維持はしかし革新を伴います。今、2つ課題があると思います。

1つは、教育学系大学院の様相が変わってきた事態に対応することです。教職大学院の学生、研究者を支える形をとる必要があります。教育実践に関する報告であっても、論じる自分の立ち位置ならびに方法についての反省は欠かせません。立ち位置と方法への反省は、教員として子どもに関わる際にも必要です。もちろん、研究者に必要です。研究する姿勢は、大学ばかりでなく、教員であるために必要です。教育に関する日本の思考は内に向かいがちですが、教育の活性化のために、反省し互いに意見を交わす場が必要です。九州教育学会がこの場となるように、理事のなかで役割分担して、教職大学院、教員、研究者を包摂する場としての九州教育学会について検討頂こうと思います。

2つには、こうした検討を進め、充実した総合部会によって広く発信するために、年明けから常任理事会を急かせています。常任理事会で2回ほど検討した案で5月から大会準備を始めるスピードに変えたいと思います。学会事務局や紀要編集委員会、理事の皆さんなど大変ですが、学会の2つの柱を質の高いところで維持するために必要だと判断しました。柱を守っているように見えても、時代に合わせるアヒルの水面下の水かきはそれなりのスピードだということでしょう。皆さんにご理解とご支援をお願い申し上げる次第です。

1のためにポスター発表セッションを、これまでの口頭発表に加えて、設けようとしています。すでに1月末、さらにもう一回常任理事会を開いて、2のためには道徳教育という話題の分野、学会としては新しい分野を案として、5月の全体の理事会に提出しようと動いています。学会の研究紀要としては、英文、ネット上での公開について検討します。

研究者、学生、教員に自分の立ち位置ならびに方法についての反省を、と言うなら、学会自身の反省に意識を向ける必要があります。そのために国際と学際ということを考えています。日本の教育を外から見る、教育関係諸学を他の学問から見る機会を、2つの柱に組み込めたらと考えます。内向き意識の中では容易ではなさそうですが。もちろん、学会員内部の皆さんの声に意を払うことが第一です。外に聞く前に、内部で声が通りやすいことが学会運営を健全にします。九州教育学会を学問のすぐれた場にするために、どうぞご意見をお寄せください。皆さんとともに、70回宮崎大会そして71回大会と、さらに充実した歩を進めて行きたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。




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